タマコシ シネマティック ユニバース

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映画「ジュノ」 〜16歳の妊娠出産をポップに描くハートフル・コメディー〜

どうも、更新するする言いながら全然していないたまこしです。最近密かに考えているのは、「新旧問わず、短くても、最低週に1本以上映画レビューを書く」という目標。今日さっき観た作品が良かったので更新します。

 

 

『ジュノ』96分

2007年アメリ

ハートフル・コメディー

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今年観た旧作映画で一番良かったかもしれない。

「16歳の妊娠」という、一見重くなりそうなテーマがポップでコミカルに、だけどちゃんと真面目に描かれているように感じた。

 

 


あらすじ

高校生のジュノは、好奇心から予期せぬ妊娠をしてしまう。産むか産まないか、親にどう伝えるか、立ちはだかる問題を通して少女の成長を描くハートフル・コメディー。

 

 

 

登場人物がみんな凄く良い人たちだった。

 

親友      最初から最後まで一緒に解決法を考え、寄り添ってくれる。

父親      初告白から頭ごなしに怒らず受け入れる。またJKシモンズ(『スパイダーマン旧三部作』の新聞長、『セッション』の鬼教官)が演じてるってのがもの凄く良い。

義母(父親の再婚相手)     妊娠を聞きジュノの覚悟を確認するなり、すぐに母体に健康な食事や医者の予約など前向きに捉えて協力する。

継母    子育てや母親になることへの憧れ、本当に子供が好きだという事が伝わってくる。

 

 

 

「未成年・望まない妊娠」と聞くと、無意識にイメージしてしまう「こういうもの」というのから、いい意味でズレてるのがすごい好き。

妊娠初期から「子供を欲しいけど事情があってできない人に養子として譲る」という選択肢を考え決断する。すぐに受け入れ協力する家族。妊娠後も普通に高校に通い続ける。養子受け入れ夫婦とのがっつりとした交流。赤子の父親とは、セックスした時は「友達」なのに、妊娠出産期間の交流を得て「恋人」になる。

なんだか凄く優しい世界だなあとおもった。