タマコシ シネマティック ユニバース

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人生初の応援上映に行ってきた感想


もうすぐ公開1ヶ月の「アベンジャーズ/エンドゲーム」。歴代興収1位目前ですが、今日僕にとっても歴代劇場鑑賞回数1位となった。

5回目の今回、人生初の「応援上映」という奴に行ってきた。「応援上映」とは、本来劇場マナーとして禁止されている声出しがOKというやつだ。推しキャラへの声援、笑い、いい意味でのヤジ、最高のシーンでの拍手、これらのことを会場のみんなで一緒にやって盛り上がりましょう、ていう楽しみ方。行くかどうかギリギリまで迷っていたけれど、おそらく最寄り劇場で最後の回が、今朝まだ席が埋まってなかったから思い切って予約した。

 


まず今回応援上映に行ってきた理由は、噂に聴いていた上映前のMCUオリジナル注意喚起が観たかったから。

また「応援上映」について、良い噂も悪い噂もいろいろ聴いていて、エンドゲームという絶好の機会に一度経験しとくのもアリだと思ったから。

そして、これは「応援上映」とは直接関係無いけど、公開から1ヶ月近く経っても、ずっとMCUの事ばかり頭から離れない。他にも優れた作品や追っているシリーズなど、MCU以外で観たいはずの映画やドラマが全然手につかなくて困っていた。だから、しばらく熱を冷ますというか…ファーフロムホーム公開までMCU離れする為の最後の鑑賞くらいの気持ちで、期間限定の応援上映は丁度いいなと思ったから。

今回僕にとっての「応援上映」の感覚は、「キャラクターを会場のみんなで応援する」というよりは、「歴代興収1位間近の今作の後押しをする」という感覚に近かった(何十億ドルのうちの1800円なので、微々たる金額ではあるけど…)。

 


まず僕が観た今回の応援上映は概ねルールは守られていたと思う。(隣の人が予告中ずっと携帯いじってたけど、本編前にやめたからギリギリ許してやる)

が、率直な感想として、普通に観た方が良かった。もちろん応援上映ならではの良かった事もあるし、個人の好みの問題ではあると思うけど。自分には向いていないか、エンドゲームが応援上映向きじゃないか、その両方か。

 

 

 

以下、理由の詳細を書くけど、本編のネタバレを含みますので、未鑑賞の方はご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良かった点

会場を見渡すと、コスプレやグッズを持った人がチラホラいた。ナターシャの髪色髪型の女の子、スパイダーマンのフードを被った男性、光るキャップの盾を持った人、あとはオタ芸の光る棒(正式名称がわからない)を持った人が数名。「(この空間には、自分と同じくマーベル大好き野郎しか集まってないんだ…)」そう思うと、なんだかいつも以上にワクワクした。

 


開始前のMCUオリジナル注意喚起は、噂通りとても良いものだった。過去アベンジャーズ3作に限らず、全MCU作品から映像を使われていたのが良かった。全部は覚えてないけど、記憶に残ってるのは以下のモノ

「推しのキャラクターが出ても、撮影はご遠慮ください」(IM3記者前でマンダリンに宣戦布告して携帯投げつけるシーン)

「暴れたり、踊ったり、その様な行為は、アベンジャーズにお任せください」(ハルク、韓国オコエ、ロナン前でのクイルとか)

「もし守れない人は、塵になって消えてしまうかも…」

「以上の事を守って楽しんでください。一歩劇場に入れば…君もアベンジャーズだ!」

 


さて本編では、ポイントポイントで拍手が巻き起こるのは好印象だった。まずバートンの娘ちゃんが的を射た所。そしてキャロル初登場と地球帰還シーン「ありがと〜う!」。

バナー初登場、「グリーン!」「撮ってあげて〜!」

キャップとトニーの和解シーン。握手の所で会場も拍手(僕も拍手👏)

トニー、ハワードとのハグで拍手👏、当然ピーターとのハグでも拍手👏

2012で拍手👏、2013アスガルドで拍手👏、キャップのムジョルニアで拍手👏、ワカンダ組登場で拍手👏、サム登場ストレンジ登場クイル登場ピーターパーカー登場ヴァルキリー登場ペッパー登場ジャイアントマン登場でひたすら拍手拍手拍手👏👏👏

ティチャラ「イボンベ!」会場「イボンベ!」ティチャラ「イボンベ!」会場「イボンベ!」

そしてアッセンブル…とこの辺からは正直劇中に気持ちが入って会場がどうだったかあまり覚えていない笑。

そしてエンドロールでも当然、キャスト紹介はずっと拍手されていた。

 

 

 

 

 

 

悪かった点

今回応援上映で嫌だなぁと感じた最大の要因は、泣くポイントを濁されたこと。

特にモヤッとしたのは、ソー関連のシーン。

バナーとロケットがソーを迎えに行く場面、確かに初見時は笑ったけど、2回目以降だとアレは笑いではなく苦しいシーンという風に捉えてしまう。だから会場が笑ってヤジ飛ばすのが「どうしてそんなビドイことを?」って思ってしまう。初見ならともかく、応援上映に来るような人は何度目かの鑑賞でしょ?と…

開始数十秒では、会場から「マスタードお願いしまーす」「僕はケチャップで〜」なんて聞こえてきたけど、これから家族を失うバートンの事を思うと複雑な気持ちになってしまった。

あと、農園(ガーデン)でのサノス帰宅で階段登るシーン。「足元気をつけて〜」って声援…。えっ?アベンジャーズ応援に来てるんだよね?何でサノスのクソ野郎に気を使ってんの??って思った。

 

 

 

 


僕の中にまだ「声出し」に対する恥ずかしさがあった事、行くメンバーや作品が違えば印象も変わったかもしれない。正直「アベンジャーズ/エンドゲーム」は、応援上映向きではないと感じた。はっきり向いてると思うのはビック3vsサノスとアッセンブルだけで、大半は涙の展開なので騒ぐには複雑。笑い色の強いアントマンやGOTGくらいなら向いてのかな?

 


そんな感じでした。